私の腕が未熟なばっかりに、本編で描ききれなかった主要キャラの能力発現経緯です。

 本当は柏木弘喜のチームメイトに関しても色々と設定が成されているのですが…本編で名前すら出せなかったので、もうこのままスルーしていこうかと思います。

 

 

メインキャラ

 

峰 俊哉(みね しゅんや)

能力:自らの腕に巻かれた包帯を自由自在に武器へと変化させることができ、また武器化した存在の威力を最大限発揮することが可能になる

 

 物語冒頭に描写してある通り、イジメられている時に相手を殺したいという衝動に駆られた結果発現した。

 

 

姫宮 麻枝(ひめみや まき)

能力:手の平から空気を圧縮した(うっすらと輝く蒼白色をした)光弾を放つことが出来る

 

 その大人しい雰囲気を纏いながらもズバズバとした物言いから皆に嫌われ、俊哉と同様イジメられていた。もっともこちらは女子の間でのイジメだったため、主な攻撃は精神的なものばかりだった。

 そんなある日――とうとう肉体的にイジメられたある日、集団に囲まれ、踏まれたり蹴られたり、服を脱がされたり切り裂かれたりされ、文字通りボロボロな姿にされたその日、惨状の中心に放置された麻枝が「今この状況で、後ろからあの背中を打ち抜けたら」と妄想した結果、能力が発現した。

 

 

篠崎 蒼莉(しのざき あおり)

能力:目の焦点の合う好きなところに幻覚を生み出し、幻覚と意識されない限り問答無用で他人にその幻覚を見せつけ続ける

 

 兄を裏切った祖父と、その兄との仲を元に戻せない・何も出来ない自らへの憎しみから能力が発現した。

 あらかじめ祖父から妄想能力について聞かされていたため、ある程度得られる妄想能力を操作することも可能だったため、元の仲の良い関係に戻るためには兄に協力するのが一番だと考えた結果、補助能力ともいえるこの力を自らの意思で得た。

 

 

獅子咲 紅(ししざき くれない)

能力:他者の妄想能力を改竄することが出来る

 

 自分に教えたこととは逆のことをする祖父を憎み、祖父の行いを阻止するための方法を模索した結果この能力を得た。

 蒼莉と同様祖父から妄想能力について聞かされていたため、ある程度得られる妄想能力を操作することも出来た。そのため彼がこの妄想能力にしたのは、妄想能力の改竄を行えば野望を阻止できると考えていたからだと思われる。

 

 ちなみに蒼莉と紅に関しては、祖父と同じで“本来の妄想能力”を得ているため、酷使するととんでもない疲労感に襲われてしまう。

 

 

 

サブキャラ

 

鳥居 琴美(とりい ことみ)

能力:中学生用竹刀と同じ長さ(112cm)をした透明の刀を作り出すことが出来る

 

 同じ中学の先輩に、一年生の癖して自分を差し置いて団体戦のレギュラーを勝ち取ったことを逆恨みされ、集団で囲んで暴力を振るわれたり、練習中に遠くから石を投げられたりといった集団暴力やイジメに遭っていた。

 そしてある日、いつもの通りの集団暴力の最中に、自分が愛用していた竹刀を折られたことで激怒。自分達の練習不足のせいで実力劣っているくせにここまでの仕打ちをしてきたその先輩たちを憎んだことで能力を発現した。